
(画像:コスモエコパワー)
風力発電事業者のコスモエコパワーは1月23日、九州旅客鉄道(以下、JR九州)および村田製作所とそれぞれバーチャルPPAを締結したと発表した。
JR九州とのPPAは、大分県大分市と臼杵市にまたがる「大分ウィンドファーム」(出力:14MW)で発電する年間約5GWh分の環境価値を、非化石証書として17年間にわたり供給する。これは同発電所の総発電量の約16%に相当し、JR九州の西九州新幹線で使用する電力量の一部に充当される。
また、村田製作所とのPPAは、大分ウィンドファームおよび和歌山県の白馬山脈に位置する「中紀ウィンドファーム」(出力:48.3MW)で発電する年間約29GWh(CO2排出係数に基づく推計)の環境価値を供給する。
コスモエコパワーは、中紀ウィンドファームを2021年4月に、大分ウィンドファームを2023年4月に運転開始した。経済産業省のデータによると、両発電所はいずれも、当初はFIT価格22円/kWhで稼働していたが、2025年4月にFIPへ移行しており、これによりPPAを通じた電力および環境価値の供給が可能となった。
中紀ウィンドファームの発電量の一部は、JR西日本(年間40GWh)、NTN(年間10GWh)、およびセコム(供給量非公表)とのPPAにも利用されている。JR九州は、本件のほかに、Sustechとの20年間のバーチャルPPAを締結している。また、村田製作所は、レノバと115MWのバーチャルPPAを締結するなど、両社ともに複数のPPAを締結している。