コスモエコパワー、青森県で33MW「新むつ小川原ウィンドファーム」を運転開始、AmazonとのPPAに活用

2025年7月21日
同社は、FITの陸上風力発電所を中心に、300MW超の電源を保有している(画像:コスモエコパワー)

コスモエコパワーは7月1日、青森県六ヶ所村で開発を進めていた「新むつ小川原ウィンドファーム」(出力:33MW)の運転を開始したと発表した。発電する電力は、Amazonとの20年間のオフサイトPPAに基づき供給する。

同案件は、2003年1月〜2023年3月まで20年間運転していた「むつ小川原ウィンドファーム」(出力:31.5MW)のリプレース事業にあたる。旧発電所では1.5MWの風力タービン21基が稼働していたが、新しく3MWの風力タービン8基を導入し、出力は33MWに制御されている。

旧発電所は、FITの開始年である2012年度にFIT認定を取得しており、FIT価格(20kW以上の風力)は22円/kWhで運転していた。一方、今回新設した新むつ小川原ウィンドファームは2020年度にFIP認定を受けており、FIP価格(陸上風力のリプレース)は16円/kWhである。

リプレース計画の環境影響評価手続きは2016年12月に開始し、経済産業省による「評価書」の承認を受けて、2023年4月に着工した。

なお、コスモエコパワーはAmazonとのオフサイトPPA契約は2024年7月に発表し、新設案件として初めて公表したPPAとなる。エネハブのPPAデータベースによると、同社はこのほかにも、陸上風力発電所を活用したPPAをJR西日本ベアリング大手のNTNと締結している。

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