コスモエコパワー、秋田県秋田市沖で最大525MW洋上風力発電事業の環境影響評価手続きを開始

2025年1月6日
秋田県秋田市沖にはすでに運転している
風力発電事業がいくつもある

コスモエコパワーは2024年12月20日、同社が秋田県秋田市沖で開発を進めている最大525MWの着床式洋上風力発電事業である「秋田市沖洋上風力発電事業」の「計画段階環境配慮書」を経済産業大臣や地方自治体へ提出した。

同文書によると、コスモエコパワーは秋田市沿岸に5,538ヘクタールの面積に27〜35基の風力タービン(単機出力:15MW〜20MW)を建設する想定であり、出力制限により最大525MWとする計画である。具体的な工事工程は明らかになっていないが、建設期間は着工から2年程度を見込んでいる。

現在、同社が想定している事業地の周辺では、20ヵ所以上の陸上・洋上風力発電所が運転中である。その多くは10MW以下であり、10MWを超える発電所は4ヵ所ある。A-WINDかたがみ風力発電所(39.95MW、2020年運転開始)、秋田潟上ウィンドファーム発電所(65.99MW 、2020年運転開始)、秋田港洋上風力発電事業(54.60MW、2003年運転開始)、ユーラス秋田港ウインドファーム(18.00MW、2015年運転開始)である。

また、この他に環境影響評価の手続き中である事業もあり、それはJERAが牽引するコンソーシアムが開発する「(仮称)男鹿市、潟上市及び秋田市沖洋上風力発電事業」(最大315MW)、レノバの「(仮称)由利本荘岩城風力発電事業」(最大60MW〜106MW)、秋田由利本荘オフショアウィンド合同会社の「(仮称)秋田県由利本荘市沖における洋上風力発電事業」(最大910MW)の3件である。

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