グリーンエナジー&カンパニー、台湾Recharge Powerと提携で系統用蓄電所の国内展開加速へ

2025年12月22日
台湾最大の蓄電システム企業と提携した
(画像:Recharge Power)

グリーンエナジー&カンパニーは12月9日、台湾で蓄電池事業を展開するRecharge Powerと、国内の系統用蓄電所事業における戦略的業務提携を目的とした覚書を12月10日に締結すると発表した。

提携により両社およびRecharge Powerの日本法人で子会社のREENSは、蓄電所の開発から建設・運営までを一貫して提供する事業スキーム構築を目指す。まずは2027年4月までに、全国で20ヵ所の高圧案件(2MW/8MWh)の共同開発を計画している。さらに2ヵ所の特別高圧案件についても共同開発を目指す。

グリーンエナジー&カンパニーは「これまで国内蓄電所市場で複数の開発・運営実績を積み上げてきたが、開発・設計・建設、運営までの一貫体制を単独で構築し、早期にさらなる事業拡大をするには、経営資源の制約があった」とし、今回の提携に至ったとしている。

役割分担として、グリーンエナジー&カンパニーは、EPC(設計・調達・建設)、Recharge Power製蓄電システムの販売、アフターサービスを担当。Recharge PowerとREENSは、用地取得や初期開発を担当するほか、EMS(エネルギーマネジメントシステム)、蓄電システム、周辺設備の供給を担う。

また、両社はO&M(運用・保守)を共同で手掛けるとともに、アグリゲーションシステムの開発にも取り組む方針だ。蓄電所の共同保有や運営を通じて、実運用に基づくノウハウの蓄積を図る。

グリーンエナジー&カンパニーは、中期経営計画「Green300」において、蓄電所事業を中長期的な成長戦略の柱と位置付けており、2029年4月までに累計1GWh規模の開発を目標としている。今回の提携に先立ち、同社はアグリゲーション機能の強化を目的に、ハードウェアやソフトウェアの開発を手掛けるGREEN ACTIONの過半数株式を取得したほか、転換社債および新株予約権の発行により12億円の資金を調達するなど、事業基盤の強化を進めてきた。

Recharge Powerは台湾証券取引所に上場するJ&V Energy Technology傘下の蓄電池事業に特化した子会社。台湾では累計307MW/647MWhの開発実績を持つ。2024年には国内で蓄電所事業を手掛けるREENSを子会社化し、日本市場への本格展開を進めている。

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