エンバイオグループ、3.17MW/DCの太陽光発電所を埼玉県の物流施設で運転開始

2024年12月3日
ロジスクエアふじみ野Aは、2024年1月に竣工した物流施設である(画像:エンバイオHLD)

エンバイオ・ホールディングス(以下「エンバイオHLD」)の完全子会社であるエンバイオC・エナジーは11月14日、シーアールイー(以下「CRE」)が保有する物流施設「ロジスクエアふじみ野A」(埼玉県ふじみ野市) において、3.174MW/DC、1.875MW/ACの太陽光発電所の運転を開始した。

同発電所は、エンバイオHLDのこれまでに建設してきた発電所の中で最大規模の発電所であり、年間3.49GWhの発電量が見込まれる。発電される電力とそれに付随する環境価値は、PPAを通じて同施設で使用される。エンバイオHLDによると「本太陽光発電事業は相対取引が含まれるため、想定売電額は非公表といたします」としている。

同発電所は2024年1月にフィード・イン・プレミアム (FIP) に認定されており、エンバイオC・エナジーは電力および環境価値をCREに供給することで得られる収益に加えてFIPによるプレミアムとバランシングコスト(計画値同時同量に対応するためのコスト)を受け取る。

エンバイオC・エナジーは、ロジスクエアの屋上を活用したグリーン電力供給に特化した企業を目指し、2021年9月にエンバイオHLDとCREの合弁会社(出資比率:エンバイオHLD 85%、CRE 15%)として設立され、2023年7月にCREが保有していた同社の全株式である15%を取得し、完全子会社化した経緯がある。

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