
取得する計画を発表している
小売電気事業者のエネルギーパワーは4月14日、兵庫県で開発中の系統用蓄電所の「朝来メガパワー蓄電所」と「丹波メガパワー蓄電所」について、総額2.57億円の追加資金を調達したと発表した。両蓄電所とも、出力1.98MW、蓄電容量8.23MWhである。
今回の借入は、大阪商工信用金庫からのもので、融資の実行日は4月21日。借入期間は1年間、適用金利は3.05%である。
エネルギーパワーは2024年11月に両蓄電所を約16.09億円で取得する計画を発表し、その建設資金の一部として、すでに紀陽銀行および日本政策金融公庫からの融資を受けている。
紀陽銀行とは、TIBOR+1.5%の条件で6億円のコミットメント期間付タームローン契約を締結しており、コミットメント期間は2025年10月31日まで、契約期間は18年間。一方、日本政策金融公庫からは、1.48億円の融資を受けており、初めの2年間は1.4%、それ以降は1.9%の金利が適用される。借入期間は17年間だ。
今回の借入はこれらに続くもので、両蓄電所は2025年夏頃に着工、2026年8月31日までの運転開始を予定している。