Tekoma Energy、ABC Impactから5,000万ドルの資金調達、今後5年間でポートフォリオを400MWに

2024年11月17日
国内におけるTekoma Energyのポートフォリオには、
鳥取での14MWプロジェクトなどが含まれる
(画像出典:Tekoma Energy)

Temasek Trust Asset ManagementのABC Impactは、HSBCアセットマネジメントのエネルギー・トランジション・インフラストラクチャー(以下:HSBCアセットマネジメント ETI)チームが2023年6月にリードスポンサーとして買収した太陽光発電の開発等を国内外で行うTekoma Energyに5000万ドル(約79億円)を投資する。

2024年11月13日に発表されたHSBCアセットマネジメントによると、「ABC Impactからの新たな投資は、クリーンで信頼性の高いエネルギーを提供することを目的としたTekoma Energyの一連の太陽光発電の開発・運営事業を推進していくためのものである。さらに、ABC Impactは、Tekoma Energyの事業拡大を支援するために、これまで培ってきた再エネ事業への投資経験を活かします。」とのコメントを発表した。

ABC Impactの最高投資責任者、タン・シャオ・ミン氏は「日本国内において再エネ制度の充実と需要の高まりは、太陽光発電を開発していく上で魅力的な市場となっています。太陽光発電事業を発展させ、その成長を支援するために、HSBCアセットマネジメントETIおよびTekomaチームと連携できることを嬉しく思います。」と述べた。

Tekoma Energyの代表取締役であるジェラルド・テリカブラス氏は、「日本国内における当社のポートフォリオには、25件の太陽光発電プロジェクトのほか、営農型太陽光発電所や蓄電池システムの開発が含まれています。」と同社のこれまでの実績を説明した。同社は今後4〜5年以内に、コーポレートPPAを締結するなどして、ポートフォリオを400MW以上に拡大することを目指していくとのこと。

Tekoma Energyは2013年に設立され、現在は日本と台湾で事業を展開しており、来年には韓国に進出する計画である。これは、HSBC アセットマネジメントが香港を拠点とするグリーントランジションパートナーズとの事業譲渡契約を通じてチームが結成された後、HSBCアセットマネジメント ETIとして最初に行った投資である。

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