
「夜間太陽光」を供給するPPAサービスを提供している
(画像出典:パワーエックス)
11月5日、蓄電池の製造等を行うスタートアップ企業、パワーエックスに東邦ガスが出資したことを両社が発表した。出資額は明らかになっていない。
シリーズCラウンドにおいて資金調達を実施したパワーエックスは「今後、両社はそれぞれの強みを活かし、再エネやエネルギーマネジメントに関するノウハウや製品・ソリューションの相互連携を検討し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを推進してまいります。」とのコメントを発表した。
また、東邦ガスは「当社は、太陽光やバイオマスなどの再エネ電源の開発・調達の拡大に取り組んでいます。しかしながら、再エネの更なる普及拡大にあたっては、天候などによる発電量の変動への対応や出力制御の抑制に向けた調整力の確保が課題となっております。」と出資に至った背景を説明した。
蓄電池の製造に加えて、パワーエックスは太陽光、風力、バイオマスなどのさまざまな再エネ電力を同社の蓄電池と組み合わせるPPAサービス「X-PPA」を提供している。エネハブのPPAデータベースによると、同社は日本郵政、三菱UFJ銀行、野村不動産などとX-PPAを締結している。
今回、東邦ガスからの資金調達を行い、蓄電池を組み合わせたエネルギーソリューションの提供などに向けて協業していくことにより、パワーエックスは更なる事業の拡大を目指していく。