京阪HD、枚方市内のため池を活用した4MWのオフサイトPPAを締結

2024年8月23日
同事業では、枚方市内の招提新大池と今池が活用される
(画像出典:枚方市)

8月21日、京阪ホールディングスは、大阪府枚方市内のため池2ヵ所で開発される浮体式太陽光発電所(合計4MW)の電力を調達するオフサイトPPAを環境資源開発コンサルタント(ERC)と締結した。同発電所は、2025年3月に運転を開始する。

ERCは発電所の開発と運営を行い、発電する電力は京阪ホールディングスが市内に保有する遊園地「ひらかたパーク」とショッピングモール「KUZUHA MALL」に供給される。

同発電所由来の電力と環境価値の供給、PPAでは足りない電力の調達は関西電力が担当する。同PPAにより、年間2,700トンのCO2排出量が削減できる見込み。

同事業は、前述の民間企業3社と枚方市および枚方市招提土地改良区の5者で締結した「ため池を活用した再生可能エネルギーの地産地消の取り組みに関する協定」に基づく、官民連携の取組みであり、枚方市はERCが支払う水面の使用料を市の農業振興に活用する考えである。

同事業は、経済産業省の2023年度「需要家主導型太陽光発電導入支援事業」に採択されており、設備購入費や工事費などの補助対象経費の1/3から2/3以内が補助される。

エネハブのコーポレートPPAデータベースによると、同事業は京阪ホールディングスにとって初めてのPPAである。

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