東京メトロと丸紅新電力、小水力発電所を活用した5MWのバーチャルPPAを締結

2024年8月13日
同事業は、小水力を活用した第三者所有型のバーチャルPPAとしては、公表ベースで国内初の取り組みである
(画像出典:丸紅新電力)

8月7日、東京メトロ丸紅が100%出資する小売電気事業者の丸紅新電力と7月1日にバーチャルPPAを締結したことを発表した。

東京メトロは、固定価格買取制度(FIT)の認定を受けていない複数の非FIT小水力発電所で発電された電力に由来する非化石証書を丸紅新電力から調達する。合計約5MWの発電所から生み出される非化石証書は、年間約35GWh分に相当する。

同PPAにより、東京メトログループの年間CO2排出量の約4%にあたる、約13,650トンが削減される見通しである。

エネハブのコーポレートPPAデータベースによると、東京メトロは2023年4月に三菱HCキャピタルエナジーとの間で約750kWのバーチャルPPAを締結したことを発表し、本件が2件目のPPAである。一方、丸紅新電力はこれまでにもオフサイトPPAやバーチャルPPAを締結しているが、水力発電所を活用したPPAは本件が初めてである。

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