
7月26日、三菱UFJ銀行は大阪ガスと白糠ソーラーグレージング発電所に由来する非化石証書を20年間にわたって調達するバーチャルPPAを締結したと発表した。
非化石証書は、大阪ガスの100%子会社であるDaigasエナジーを通じて調達し、三菱UFJ銀行が保有する賃貸ビルで使われる電力を実質再エネ化するために活用する。三菱UFJ銀行は、同PPAによって年間約8,000トンの温室効果ガスの削減を見込んでおり、これは同社の国内残存排出量の約20%に相当する。
業務スーパーの創業者によって2016年に設立された、町おこしエネルギーが出資する白糠ソーラーグレージング発電所(北海道白糠町)は、今年6月に行われた「太陽光第 20 回FIP入札」で9.575 MW (AC) を8.84円/kWhで落札した案件である。
同社によると、ソーラーグレージングとは「太陽光発電事業と営農放牧事業を組み合わせたもので、羊などの家畜に よる除草作業を含む植生管理方法を採用した太陽光発電事業」である。
エネハブのコーポレートPPAデータベースによると、Daigasグループ(旧:大阪ガスグループ)は同PPAのほかに、イオン東北との18MWのオフサイトコーポレートPPA等、複数のPPA契約を締結している。