
(画像:住友電気工業)
RYODENと日本エネルギー総合システムは1月30日、鳥取県倉吉市の「(仮称)倉吉蓄電所における系統用蓄電システム導入事業」(出力:約1.9MW)を共同開発すると発表した。運転開始は2027年5月を予定しており、運転期間は30年とする計画だ。
同蓄電所には、30年の長期運用期間が可能な住友電気工業製のレドックスフロー電池が採用される。また、卸電力市場、需給調整市場、容量市場での電力取引を想定している。
本案件は、経済産業省の2025年度予算「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」に採択されたもの。補助金制度の執行団体である一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)の資料によると、本事業は2025年度の採択案件として、約2.2億円の補助金交付決定を受けている。同制度では、出力10MW未満の蓄電システムを対象に、対象となる設備投資額の1/3以内が補助され、上限額は10億円とされている。なお、両社は、共同でSPC(特別目的会社)である倉吉蓄電所を設立する予定である。
倉吉蓄電所は、RYODENにとって初の系統用蓄電所となる。経産省のデータによると、これまでに3件の太陽光発電所をFIT制度のもとで運用しており、宮城県栗原市の太陽光発電所のほか、群馬県・静岡県の自社施設に設置された低圧の屋上設置型太陽光発電所が含まれる。
住友電気工業のレドックスフロー電池は、北海道電力ネットワークによる系統用蓄電所や、新潟県柏崎市における柏崎あい・あーるエナジー向けの系統用蓄電所3件など、国内の系統用蓄電所事業で導入実績を有する。また、経産省の2024年度補助金で交付を受けた、新出光の熊本県長洲町「長洲蓄電所」にも採用されている。