
GSユアサとSustechは1月27日、共同実証事業として滋賀県米原市で系統用蓄電所(1.3MW/4.2MWh)の開発を進めていると発表した。運転開始は2026年9月を予定している。
蓄電池はGSユアサ製のコンテナ型蓄電池2基で構成され、Sustechが開発した電力運用プラットフォーム「ELIC」を用いて、AIによる市場予測や充放電制御、市場運用を行い、市場環境に応じた収益の最大化を目指す。GSユアサは、本事業を通じて、製品開発に向けたフィードバックや、系統用蓄電所事業における運用ノウハウの蓄積を進める。具体的には、需給調整市場における一次調整力に代表される高頻度の運転を実施した場合に、蓄電池セルをはじめとする設備に与える影響の検証を行うとともに、その結果を踏まえた充放電制御の最適化を検討する。
2021年6月に設立されたSustechは、プラットフォームの開発や再エネ事業に取り組んでおり、2024年8月には経済産業省の特定卸供給事業者として事業を開始。GSユアサとの協業以前には、アール・エス・アセットマネジメントと連携し、ELICを活用した再エネ発電設備の収益性評価など運用検証も行っている。
GSユアサは、さまざまな用途向けの電池を製造している。近年は、系統用蓄電所分野での取り組みを強化しており、エムエル・パワーおよび東北電力による埼玉県熊谷市の「弥藤吾蓄電所」(1.9MW/7.4MWh)や、四電エンジニアリングが主導する北海道札幌市の「北海道札幌蓄電所」(10MW/30MWh)などに蓄電池を供給している。