中国電力、島根原発2号機の定期検査を2月9日に開始、2026年9月運転再開予定

2026年1月10日
再稼働後初の定期検査が実施される
(画像:中国電力)

中国電力は1月8日、「島根原子力発電所」2号機(電気出力:820MW)の定期検査を2月9日から実施すると発表した。福島第一原発事故後、約13年ぶりに2024年12月に再稼働しており、今回が再稼働後初の定期検査となる。

同社の発表および1月8日付の日本経済新聞によると、島根2号機は8月6日に発電を再開し、段階的な出力上昇を経て定格出力で運転を行う。その後、最終工程として「総合負荷性能検査」を実施し、9月4日に一連の検査を終了して営業運転を再開する予定である。

今回の定期検査では、運転開始から40年を超えて運転を継続するために必要となる「特別点検」に向け、原子炉圧力容器などのデータを採取する。特別点検とは、原子炉圧力容器や原子炉格納容器といった重要設備の劣化状況を評価・把握するもので、運転開始後35年以降に取得したデータをもとに、実施される。同社は、特別点検の結果や長期運転に向けた劣化管理の状況などを踏まえ、運転期間延長申請の実施の可否を判断するとしている。

島根2号機は、島根県松江市で1989年2月に運転を開始し、県庁所在地に立地する国内唯一の原子力発電所として稼働している。同発電所の1号機(電気出力:460MW)は2015年に運転を終了し、現在は廃炉措置に移行している。また、3号機(電気出力:1.37GW)の増設計画もあり、福島第一原発事故後の新規制基準への適合性審査に向け、2025年5月には安全対策工事に向けた合計400億円のトランジションボンド(移行債)を発行することを発表しており、2030年頃の運転開始を目指している。

電力市場に関わる最新のニュースをメールで毎週受け取りたい方は、ぜひエネハブのニュースレター(無料)にご登録ください。

その他の電力市場最新ニュース

月次レポート

電力市場&市場トラッカーのサンプル(過去号の完全版)をご希望の方は以下のフォームよりお知らせください。メールでお届けします。