
(画像:関西電力)
関西電力ときんでんは12月19日、 系統用蓄電所のO&M(運用・保守)サービスに特化した新会社「K2-BatOM(ケイツー・バトン)」を設立したと発表した。設立日は12月15日で、資本金は1億円。両社の出資比率は公表されていない。
発表によると、新会社は電気主任技術者による保安監督・定期点検・設備のリアルタイム遠隔監視・蓄電池診断サービスなどをワンストップで提供する。関西電力がこれまでに蓄積してきた蓄電所の運営経験や蓄電池診断、運転データ分析などのノウハウと、きんでんのEPC(設計・調達・建設)およびO&Mに関する技術・運用ノウハウを生かした事業展開を狙いとしている。
この新会社設立の計画は、関西電力が2025年5月に系統用蓄電所の開発から運営までを包括的に支援するサービスの提供を開始した際に、初めて公表された。新会社は、同サービスの対象となる蓄電所のO&Mを担当し、従来きんでんが担ってきた役割を引き継ぐ予定である。
また、関西電力はオリックスと共同で、和歌山県の「紀の川蓄電所」(48MW/113MWh)を開発・運営しているほか、きんでんおよびジャパン・エクステンシブ・インフラストラクチャーと共同で、大阪府内の多奈川発電所跡地に建設する系統用蓄電所(99MW/396MWh)など、複数の案件を開発中である。同蓄電所は2028年2月の運転開始を予定している。
きんでんは、関西電力が約30%の株式を保有する同グループの一員で、電気設備、空調・衛生設備、情報通信設備、内装設備などを手掛ける総合設備エンジニアリング会社である。