
(画像:八千代グリーンエナジー)
八千代グリーンエナジーは12月18日、中部エリアに位置する三重県桑名市に高圧系統用蓄電所(2MW/8MWh)を建設し、系統用蓄電池事業に新規参入すると発表した。
発表によると、本案件ではSungrow Japan製のキャビネット型蓄電システムを採用し、2026年10月の運転開始を予定している。運用面では、卸電力市場、需給調整市場、容量市場での電力取引による収益化を想定している。なお、EPC(設計・調達・建設)はサンヴィレッジが担当する。
八千代グリーンエナジーは、「本案件を皮切りに、系統用蓄電池事業を今後の成長を支える重要な柱の一つに位置づける」と述べ、発電事業者として全国各地で系統用蓄電所の開発・運営を積極的に推進する方針を示した。
八千代グリーンエナジーは、建設コンサルタント事業を展開する八千代エンジニヤリングの完全子会社で、これまで福島県、群馬県、鹿児島県などで主に太陽光発電所の開発を手掛けてきた。経済産業省のデータによると、同社はFIT制度下で稼働中の発電所を8ヵ所、合計4.2MW保有しており、その中には2014年11月に運転開始した1.9MWの案件も含まれる。また、近年は非FIT案件の開発にも注力している。
今回の動きは、太陽光発電所の長期安定運用を目指す「百年ソーラー」を推進してきたヒラソル・エナジーなど、これまで太陽光発電を主軸としてきた企業が、系統用蓄電池事業へと領域を拡大する潮流を反映したものと言える。