Virya Energy、BayWa r.e.の国内太陽光発電所事業買収でエネルギー市場に参入

2025年12月19日
Viryaは60MW超の太陽光発電所を取得した

ベルギーを拠点に再エネ開発・発電事業を手掛けるVirya Energyは12月12日、独・BayWa r.e.グループの日本法人であるBayWa r.e. Japanが国内で展開する太陽光発電事業を買収したと発表した。国内で複数の太陽光発電所開発を手掛け、オンサイトPPAにも取り組んできたBayWa r.e. Japanを傘下に収めることで、日本のエネルギー市場へ本格参入する。

今回の買収により、Virya Energyは兵庫県で稼働中の太陽光発電所(出力:50MW/DC、40MW/AC)を含む合計60MW/DC超の発電所を取得した。

また、BayWa r.e. Japanは2024年に日本板硝子とオンサイトPPAを締結しており、再エネ供給の分野でも実績がある。Virya Energyは「この統合により、開発、PPA、プロジェクトマネジメントの各分野において、即戦力となる体制を獲得した」と述べており、今後は大手法人需要家向けに再エネ電力の供給を進めていく方針だ。

BayWa r.e. Japanはこのほかにも鹿児島県(出力:11.9MW/DC、10.0MW/AC)、茨城県(出力:35.0MW/DC、25.5MW/AC)で太陽光発電所を開発してきたが2020年と2021年に大阪ガス日本政策投資銀行の合同会社へ売却している。

また、同社は2024年半ば以降、グローバルで事業再編を進めており、2027年12月までに中核事業以外から撤退する方針を示している。

一方、Virya Energyおよびアジア・太平洋向け事業を行うグループ会社のConstant Energyは、これまでも日本企業と海外事業で協業した実績を持つ。Virya Energyは2023年に洋上風力発電事業をJERAに売却した。Constant Energyは東南アジアで太陽光、風力、系統用蓄電所を合わせて250MW以上の設備を保有しており、自然電力と提携して、アイシングループのタイ現地法人とオンサイトPPAを締結している。

Virya EnergyのCEO、Paul Tummers氏は「単なる事業エリアの拡大にとどまらず、アジア最大級の再エネ市場の一つにおいて、即座に重要な戦力となるチームを迎え入れることになる」とコメントしている。

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