東京センチュリー、8MWh「岩手北上蓄電所」の運転を開始

2025年12月12日
今回の発表で開発目標を2倍の600MWに引き上げた
(画像:TAOKE ENERGY)

東京センチュリーは12月8日、岩手県北上市の高圧蓄電所「岩手北上蓄電所」(1.99MW/8.14MWh)の運転を開始したと発表した。同蓄電所は同社単独出資の蓄電所である。

同蓄電所はTAOKE ENERGYがターンキー方式(稼働できる状態で設備を引き渡す方式)で開発・建設を担当し、完工後に東京センチュリーへ事業を譲渡した。敷地面積は1,000m2。電力の運用は、関西電力子会社のE-Flowが担当し、卸電力市場、需給調整市場、容量市場での取引を行うという。

東京センチュリーは今後、特別高圧案件を中心に自社単独での事業組成を目指す方針だ。同社は2025年8月に、大阪ガスおよび伊藤忠商事と共同で、大阪府吹田市の「千里蓄電所」(11MW/23MWh)を運転開始している。同蓄電所は東京センチュリーにとって第1号案件となる。

同社はこのほかにも複数の蓄電所開発を進捗中。JFEエンジニアリングと共同で開発する北海道芽室町の特別高圧蓄電所(20MW/79MWh)は2027年度中、同社初の単独出資で開発を行う長崎県長崎市の特別高圧蓄電所(15.6MW/64.4MWh)は2028年度中の運転開始を予定している。また、日本経済新聞の報道によると、同社は2025年度中に自社単独開発で栃木県那須塩原市および長崎県島原市などに蓄電所建設を始める予定だ。

東京センチュリーは、「中期経営計画2027」において、系統用蓄電所ならびに発電所併設の蓄電池を重点分野の一つとして位置づけており、これまで300MWとしていた開発目標を、今回の発表では2倍の600MWに引き上げている。

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