ユーラスエナジー、北海道で57MW陸上風力のリプレースに関する環境影響評価手続きを完了

2025年11月28日
2005年に運開した陸上風力のリプレース案件
(画像:ユーラスエナジー)

ユーラスエナジーホールディングス(以下、「ユーラスエナジー」)のSPC(特別目的会社)であるユーラス宗谷岬風力は11月18日、北海道稚内市で計画を進めている「(仮称)宗谷岬風力発電事業  更新計画」(出力:60.2MW)について、環境影響評価手続きを完了し、「評価書」の縦覧を開始したと発表した。

本件は、2005年にFIT制度のもと運転を開始した「ユーラス宗谷岬ウインドファーム」(出力:57MW)のリプレース工事である。2018年の「配慮書」、2019年の「方法書」、2020年の「準備書」を経て、「評価書」の確定通知を経済産業省より9月29日付けで受領した。

計画では、ユーラス宗谷岬ウインドファームの既設設備(1MWx57基)をすべて撤去し、出力4.3MWの風力タービン14基を新たに設置する予定。なお、系統接続の制約により、既存設備と同様に約57MWに制御される見込みである。撤去作業および建設工事は2026年3月頃に着手し、2029年4月の運転開始を目指している。

計画地の周辺には、2018年に運転を開始した「天北ウインドファーム」(出力:30MW)や、 道北地域における「道北風力発電事業」(総出力:434.5MW)の一環として2024年に運転開始した「樺岡ウインドファーム」(出力:42MW)など、ユーラスエナジーのグループ会社が保有する発電所が複数ある。

さらに稚内市では、複数の環境影響評価手続きが進行している。ユーラスエナジーのSPCである道北エナジーは、2016年に「(仮称)増幌風力発電事業」(最大出力:88MW)、2022年に「(仮称)宗谷丘陵風力発電事業」(最大出力:155.8MW)について、それぞれ「準備書」を提出した。また、王子グリーンリソースも「(仮称)稚内タツナラシ山ウィンドファーム」(最大出力:64.5MW)に関し、2024年に「方法書」を提出し、手続きを進めている。

ユーラスエナジーは日本最大の風力発電事業者として、国内にすでに40件の風力発電所を運営し、合計1.2GW以上の風力発電容量を有している。この中には2000年代前半に建設された発電所も含まれることから、同社は新規開発と並行して既設設備のリプレース工事も進めている。

これまでに、青森県横浜町の「ユーラス大豆田ウインドファーム」(出力:10.5MW)、鹿児島県鹿屋市および垂水市の「ユーラス輝北ウインドファームⅠ」(出力:20.8MW)、青森県東通村の「小田野沢ウインドファーム」(出力:13MW)などのリプレース工事に着手している。

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