
(画像:エア・ウォーター)
産業ガス会社大手のエア・ウォーターは11月14日、自社開発の両面受光型・垂直ソーラー発電システム「VERPA(ヴァルパ)」を、今年度中にグループ拠点14ヵ所へ設置すると発表した。
導入による発電出力は合計1.3MWを見込んでいる。すでに6ヵ所(合計出力:444kW)の拠点に、3kW〜176kWの発電設備を導入済みで、さらに年度末までに40kW〜224kWの設備を8ヵ所に設置する計画だ。
「VERPA」は同社がドイツの太陽光発電架台メーカーNext2Sunと共同開発したもので、豪雪地帯や設置条件がある屋根、狭小地など、従来型の設備では導入が難しい事業所にも導入でき、境界線沿いや駐車場、緑地内、通路脇などにも施工できるという。また、両面受光できるため、東西方向にパネルを設置することで、朝・夕2回の発電ピークを実現できる点も特長だ。
エア・ウォーターグループは、2026年度までに太陽光発電の導入設備容量10MWを目標としており、本件が予定通り設置されれば、2025年度末時点の累計は約6MWとなる見込み。
また、同グループはオンサイトPPAの導入を進めており、伊藤忠エネクスとのオンサイトPPAに基づき、山口県防府市にある完全子会社FILWELの工場内で地上設置型の太陽光発電所(出力:3.8MW/DC)の建設を進めている。同発電所は、産業ガスプラントにおける大規模太陽光導入としては国内初の事例となり、2025年12月の運転開始を予定している。