自然電力と東急不動産、帯広畜産大に垂直式営農型太陽光を建設、2025年12月運転開始へ

2025年11月16日
同営農型太陽光発電所からの電力は全量自家消費される
(画像:自然電力)

自然電力東急不動産は11月11日、北海道の帯広畜産大学構内で建設中の営農型太陽光発電所(出力:743kW/DC、500kW/AC)を2025年12月から運転開始すると発表した。発電する電力は、大学内で全量自家消費する計画である。同発電所は、垂直式営農型太陽光発電所としては国内最大規模となる。

2025年4月に両社が共同出資で設立したリエネ自然ファームが帯広畜産大学とオンサイトPPAを締結し、同発電所の運用を行う。先行して2025年2月から、大学構内の畜産フィールド科学センターにある実習ほ場に垂直型と傾斜型の太陽光発電設備を設置し、発電量の比較検証を行っていた。

発電設備には、両面受光型の太陽光パネル(645W × 1,152枚)を採用している。2025年6月に工事を開始し、10月に実証ほ場において作物(小麦、甜菜、金時豆、小豆、牧草等)の栽培試験を始めた。

大学が位置する十勝地域は、北海道内で最も日照時間が長く、積雪量が少ないため、太陽光発電設備の設置に適している。また、垂直設置型太陽光パネルは専有面積が小さく、農作物の生育や農業機械の作業に与える影響も少ない。

帯広畜産大と自然電力の完全子会社である北海道自然電力は、2024年8月に営農型太陽光発電の実証研究に関する連携協定を締結しており、今後、実証期間中に、十勝の基幹作物の生育や収量、環境への影響などを観測し、新たな営農・環境共生モデルの可能性を探る考えだ。 なお、日本経済新聞によると、実証期間は5年間とされている。

リエネ自然ファームは、今後2年間で合計10MW規模の営農型太陽光発電所の開発を目指すとしている。

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