Sun Trinity、奈良で3.1MWソーラーカーポートを稼働、イオンモールとのオンサイトPPAは累計10MW超に

2025年10月23日
商業施設としては国内最大規模のソーラーカーポート
(画像:Sun Trinity)

Sun Trinityは10月17日、奈良県の「イオンモール大和郡山」でソーラーカーポート(出力:3.1MW)の運転を開始したと発表した。駐車場1,004台分のスペースに設置された設備による発電で、モールの年間消費電力量の約20%に相当する見込みである。

Sun Trinityとイオンモールは2024年1月に、オンサイトPPA型ソーラーカーポート導入に関する包括契約を締結しており、本件はその一環として開発された。両社が展開するオンサイトPPAの稼働容量は現在、合計10.1MWに達している。

Sun Trinityはこれまでに、岐阜県の「イオンモール土岐」(出力:1.9MW)や山梨県の「イオンモール甲府昭和」(出力:2.2MW)などにソーラーカーポートを導入しており、本件はこれらに続く7件目となる。包括契約では当初、12店舗・合計14.9MWを対象としていた。しかし、2025年度はすでに7店舗・約10MWが稼働しており、年度内にさらに6店舗・約8.8MWの稼働を予定しているなど、事業規模が拡大している。

イオンモールは脱炭素化の取り組みとして、みずほ銀行やエコスタイルなどと連携し、全国で約1,390ヵ所(合計出力:約120MW)の低圧太陽光発電所を開発した。発電した電力は自己託送により約50施設に供給している。

Sun Trinityは、住友商事子会社のPower Frontier Holdings(出資比率:60%)と四国電力(同40%)の共同出資で、2022年に設立された。現在は、オンサイトおよびオフサイトPPAを活用した太陽光発電事業の開発に注力している。

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