
2036年までの買取期間が残されている
太陽光発電事業を手掛けるジー・スリーホールディングスは5月21日、静岡県の「御前崎市白羽太陽光発電所」(出力:1.3MW/DC、1.0MW/AC)を売却することを発表した。
売却額は、前期の連結売上高の10%以上に相当する2,590万円以上となる見込みだが、具体的な金額や売却先については非公表としている。
同発電所は、2023年7月にジー・スリーホールディングスが販売用不動産として取得したもので、同社は条件面で折り合いのつく売却先が見つかったため、売却を決めた。
売買契約は5月21日に締結済みで、所有権の移転は5月30日を予定している。
同発電所は2014年度にFIT(固定価格買取制度)の認定を受けている。FIT価格は36円/kWhで、買取期間は2036年6月まで。2016年に発電所を稼働し、年間売電額は約7,000万円と試算されている。
ジー・スリーホールディングスは、高圧のFIT発電所を中心に、出力2MW/AC規模の太陽光発電所の取得・開発・売却事業を展開している。経済産業省によると、現在は宮城県の太陽光発電所(出力:1.7MW/DC、1.5MW/AC)と三重県の太陽光発電所(出力:270kW/DC、250kW/AC)のFIT認定を受け、保有している。
また、2024年2月にはリニューアブルエネルギーパートナーズと提携し、長野県で営農型太陽光発電所(出力:778kW)を開発するなど、非FITの案件にも事業を拡大している。