
4倍を超えている(画像:レノバ)
レノバは5月12日、2025年3月期の決算説明会資料を公表し、2025年5月時点で稼働中の非FIT(固定価格買取制度)太陽光発電所の合計容量が54.9MWに達したと発表した。これは2023年度第4四半期の11.7MWの約4.7倍にあたる規模である。
同社が締結済みの太陽光PPAは累計207MWにのぼり、現在最終協議中の案件も含めると累計437MWに達するという。
2024年度第4四半期には新たに11.5MWのPPA関連太陽光発電所を完工したものの、期初に掲げていた非FIT太陽光の完工目標の63MWには届かなかった。
翌5月13日に発表した「中期経営計画 2030」では、FIT太陽光発電事業から小規模案件のPPA活用による収益化へと移行し、2030年度には非FIT太陽光発電所の設備容量を累計900MWにまで拡大する目標を掲げている。
非FIT太陽光の開発に加え、レノバは今後数年間で再エネ発電所併設型の蓄電池および系統用蓄電所の開発にも注力する計画だ。現在までに開発中の案件も含めて230MWの蓄電池容量を保有し、運転中および建設中の蓄電所を合わせると、2030年度までに合計900MW(同社持分比で700MW)を確保することを目指している。