
あり、ABC Impactが出資している
再エネ開発を手掛けるTekoma Energyは5月12日、四国電力と初のオフサイトPPAを締結したと発表した。契約は、社名非公表の特別目的会社(SPC)を通じて、4月30日付で結んだ。
同SPCは四国エリアで太陽光発電所3ヵ所(合計出力:4.5MW/AC)を開発中で、2026年の運転開始を予定している。発電した電力は四国電力に供給し、同社を通じてトヨタ自動車系部品メーカーのジェイテクトの国内10拠点へ、CO2フリー電力として供給する見込みだ。
エネハブのPPAデータベースによると、今回の契約はTekoma Energyが公表した初めてのPPAである。ジェイテクトはPHOTON CAPITALとの11.9MWのバーチャルPPAなど3件のPPAを公表している。また、四国電力は住友商事との合弁会社であるSun Trinityを通じたPPAを複数締結している。
Tekoma Energyは2013年に設立され、東京に拠点を置く再エネ開発事業者である。2023年6月には、HSBCアセットマネジメントが同社を買収。また、2024年にはABC Impactから5,000万ドルの出資を受けるなど、事業拡大を加速させている。