和田興産の「丹波篠山幡路蓄電所」、パワーエックスの蓄電池を採用、2025年7月に運転開始へ

2025年4月12日
関西電力の完全子会社のE-Flowがアグリゲーターを
務める(画像:パワーエックス)

不動産事業を関西で展開する和田興産は、兵庫県丹波篠山市で開発中の「丹波篠山幡路蓄電所」(1.999MW/7.40MWh)向けにパワーエックスの系統用蓄電システム、Mega Powerを3基発注した。これは4月4日、パワーエックスによって発表された。

同蓄電所は、和田興産にとって初の系統用蓄電所事業となり、2025年7月に運転を開始する予定だ。

和田興産は2024年9月、系統用蓄電所事業への参入を発表しており、関西電力の完全子会社であるE-Flowが同蓄電所のアグリゲーターを担当することも明らかにしていた。

パワーエックスは2024年から岡山県玉野市で蓄電池の組み立て工場を稼働しており、伊藤忠商事豊田通商といった大手企業からの出資を受けている。これまで同社は、2MW/8MWh規模の蓄電所事業を中心に受注してきたが、今月上旬には上組から、兵庫県加西市における13MW/55MWhの特別高圧事業を受注したことを発表した。

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