HD Renewable Energy、Brawn Capitalの札幌市の50MW/104MWh蓄電所に出資

2025年3月27日
北海道札幌市の系統用蓄電所は、
2025年中に運転を開始する予定だ

台湾のHD Renewable Energy(以下、「HDRE」)の完全子会社であるHD Renewable Energy Japanは3月25日、Brawn Capitalが北海道札幌市で進める系統用蓄電所(50MW/104MWhの)事業「Helios I」に出資したと発表した。HDREは匿名組合を通じて、持分の過半数を確保した。Brawn Capitalは、再エネ事業への投資をアジアで行うプライベート・エクイティ・ファンドである。

同事業は、Brawn Capitalの日本市場に特化した子会社であるマノアエナジーが開発しており、2025年末までに稼働する予定だ。

HDREゼネラル・マネージャーのJason Chou氏は、「この事業は、日本における再エネへの移行を支援する蓄電池ソリューションを進展させるHDREの取り組みにおいて、重要な一歩を踏み出すものです」と述べた。同社はこのほかにも、国内で複数の蓄電所事業に参画しており、2023年度の長期脱炭素電源オークションで2件(合計100MW)の蓄電所事業を落札している。また、サンヴィレッジと東京・中部エリアにおける13ヵ所の蓄電所を共同開発している

Brawn Capitalの国内の開発計画には、合計1GWを超える蓄電所事業が含まれており、「このパートナーシップを通じて、Brawn Capitalは引き続き、蓄電所事業の拡大とアジア太平洋地域における次世代のクリーンエネルギーへの投資を推進していきます」と同社CEOのScott Reinhart氏は述べた。

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