
蓄電池を採用した(画像:アイモバイル)
アイモバイルは3月17日、同社初の系統用蓄電所(2MW/8MWh)を埼玉県比企郡に開発すると発表した。サンヴィレッジが建設を担当し、2025年7月の運転開始を目指している。
蓄電池システムはHUAWEI製のLUNA2000-2.0MWHコンテナ型蓄電池を4台設置する。また、デジタルグリッドがアグリゲーターを務め、卸電力市場や需給調整市場、容量市場での電力取引を行う予定だ。
アイモバイルは主にサイト運営などを行うインターネットIT企業で東証プライム市場に上場している。同社は2016年に再エネ事業に参入し、2024年12月末時点で21ヵ所の太陽光発電所を保有し、90ヵ所が開発中である。開発中のものを合わせると、総出力は10MW以上にのぼるという。
サンヴィレッジは再エネ発電所の開発や建設、運営を手掛けている。近年では系統用蓄電所事業にも力を入れており、250ヵ所、合計500MWの導入目標を掲げている。直近では三菱HCキャピタルエナジーや、エムエル・パワーと提携し、系統用蓄電所の開発を進めている。