リケンNPR、秋田県で7.48MW陸上風力のオフサイトPPAを締結、小売電気事業者は東北電力

2025年2月3日
リケンNPRは東北エリアの事業所15ヵ所で電力を使用する(画像:リケンNPR)

自動車や船舶等の部品メーカーであるリケンNPRは1月24日、秋田県能代市に建設中の森風パワーが保有する能代船沢発電所 (出力:7.48MW)で発電する電力を活用した20年間のオフサイトPPAを締結した。東北電力が小売電気事業者として電力供給を行う予定。

リケンNPRは調達した電力を東北エリア内にある同グループ企業の計15事業所で使用するとのこと。2025年9月より電力が供給される予定で、年間約18GWhの発電量を調達する見込みである。 

大森建設と白神カントリークラブの合弁会社である森風パワーは、2024年2月に秋田銀行が組成したプロジェクトファイナンスにより、同発電所の建設資金44億円を調達した。同発電所では風力タービン2基が建設される。 

エネハブのPPAデータベースによると、東北電力は小売電気事業者としてPPAをいくつも締結している。一方、森風パワーとリケンNPRにとっては、初めて公表したPPAである。

なお、リケンNPRのグループ会社である日ピス岩手SMFLみらいパートナーズと太陽光発電によるオンサイトPPAを締結し、岩手県一関市にある日ピス岩手の一関工場に太陽光発電所を新設した。2023年10月より運転を開始しており、グループ全体で再エネ電力を積極的に取り入れている。 

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