
唯一の企業であった(画像:JERA)
2024年12月、需給調整市場を運営する電力需給調整力取引所(EPRX)に1社が新たに加入した。また、脱退した会員はいなかった。つまり、12月末現在の取引会員数は83社であった。
新たに加入したのは、JERAの100%子会社のJERA Crossである。同社は、数多くの再エネ事業やアグリゲーションサービスを提供する。直近では、ヤマトHD向けに分散型エネルギーのアグリゲーションを支援することが発表されたばかりである。
需給調整市場は2021年4月に開設され、同年に大手電力会社9社の組合組織として設立された送配電網協議会が運営を行なってきたが、取引量の増加や市場の重要性の高まりを受け、2024年4月1日にEPRXが設立され、取引市場として法人化された。