佐渡島の佐和田発電所、バイオマス燃料への転換を見据えてゼロワットパワーの子会社化

2024年12月16日
ゼロワットパワーは、廃食油を活用したバイオマス発電所を3ヵ所運営している(画像:ゼロワットパワー)

ゼロワットパワーは今月に入り、新潟県佐渡島の佐和田発電所を保有する「双日佐和田火力株式会社」の株式を先月取得したと発表した。これに伴い、同社はゼロワットパワーの連結子会社となり、「佐和田発電所株式会社」に社名変更を行なった。

同発電所は、1号機(出力:5.6MW)と2号機(出力:8.4MW)で構成されている石油火力発電所である。1号機は2000年6月、2号機は2005年6月に運転を開始した。ゼロワットパワーによると、同発電所は島内供給力の約15%を担っているとのこと。

ゼロワットパワーは、佐和田発電所で発電した電力を東北電力ネットワークに引き続き供給する。

また、今回の譲渡を機に同社はこれまで蓄積してきた再エネの知見や技術を連携し、将来的には同発電所の燃料をバイオマス燃料に転換するという。そのような取り組みを通じて、環境負荷の低減を目指す。バイオマス燃料への転換に向けたスケジュールはこれまでのところ明らかになっていない。

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